定年後、仕事がなくなってもなお住宅ローンの返済が続いているケースも少なくありません。
年金や退職金だけでは十分な生活ができず、住宅ローンの返済が苦しいと感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、老後の支出、また定年後に住宅ローンが残っている場合の原因や対策についてお伝えします。
定年後の平均収入と支出の目安はどれくらい?
定年後、仕事に就いていない場合は退職金と毎月支払われる年金で生活していくしかありません。
退職金の平均額は、高校卒の場合1,100万円〜1,600万円、大学卒で1,983万円とされています。
また年金収入の平均額は、夫婦がどちらも無職である場合、1か月あたり20万円程度が目安になるでしょう。
一方支出に関しては、住居費を除く1か月あたりの平均支出金額が約22万円というデータが出ています。
毎月の収入となる年金受給額と比較すると、この時点で約2万円の赤字となってしまうのです。
住宅ローンの返済が残っている場合はさらに支出がかさむため、老後の生活が苦しくなってしまいます。
定年後に老後破産する原因にはどんなものがある?
老後破産の原因として、下記の理由が考えられます。
無理な住宅ローンを組んでいる
そもそも定年後まで住宅ローンを組んでいる場合、それは無理な計画であるといえるでしょう。
定年前に返済しようと繰上げ返済をしすぎても、貯金ができず老後の生活が苦しくなります。
突発的な支出が発生する
病気が見つかった場合、がんなど保険適用外の治療を受けるとなれば多額の医療費が必要になります。
トイレや浴室などに不具合が起きれば、新しい設備に更新する際に数百万円の修繕費が発生するでしょう。
定年後に老後破産しないための対策は?
老後破産を防ぐための対策として、以下が挙げられます。
仕事を見つける
老後破産が起きる一番の原因は、年金以外の収入が得られないことです。
時間を持て余すこともなくなり、仕事をすることで社会とのつながりを保てるというメリットもあるでしょう。
住宅ローンの借り換えを検討する
住宅ローンを一度も借り換えたことがないのであれば、一度検討するのもおすすめです。
20年以上前に契約した住宅ローンを借り換えする場合は、金利を1%以上抑えられるかもしれません。
リースバックを検討する
収入や支出を改善することが難しいのであれば、リースバックもひとつの手です。
物件を売却したお金で住宅ローンを返済でき、売却後も引き続き住むことが可能です。
まとめ
今回は、定年後の収入や支出、老後破産の原因や住宅ローンが残っている際の対策についてお伝えしました。
住宅ローンの返済が苦しいと感じたらできるだけ早く金融機関に相談して、借り換えやリースバックを検討しましょう。
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