失業や収入の減少などで住宅ローンの返済が厳しくなるのは、どなたにでも起こり得ることです。
万が一そうなってしまった場合は、状況に応じて適切な対応をとる必要があります。
そこで今回は、返済不可となった住宅ローンにはどのような対処法があるのか、競売や任意売却について解説します。
住宅ローンが返済不可！そんなときの対処法
まだ滞納まではいたっていないが住宅ローンの返済が厳しい場合、返済プランの見直しや借り換えという対処法があります。
一方、すでに滞納してしまっている場合の対処法としては、リースバックや任意売却が挙げられます。
高齢の方の場合は、リバースモーゲージの利用もご検討ください。
また、返済不可の住宅ローンを抱えてしまったら、いっそのこと家を売却してしまうという対処法もあります。
ただし、どの方法を選択するにしても、大切なのは早めに金融機関に相談することです。
返済が厳しくなったときは、すぐに対応することをおすすめします。
住宅ローンが返済不可！競売への流れ
住宅ローンが返済不可となり約3か月間滞納が続くと、金融機関から債務者あてに督促状が届きます。
金融機関から保証会社に一括支払いの請求がいき、保証会社が残債を支払うのは、半年ほど滞納が続いたころです。
ただし、金融機関へ残債が支払われたからといって、債務まで消えるわけではありません。
次に、保証会社への返済が待っており、それが不可能である場合は保証会社から競売の申し立てがおこなわれます。
滞納したらすぐに競売にかけられるわけではありませんが、そのまま何もしないと最終的には家を失うことになりかねないのです。
きちんと返済するのはもちろんですが、返済が厳しくなってきたら早めに対応しましょう。
住宅ローンが返済不可！任意売却をおこなうメリット
任意売却とは、住宅ローンが返済不可となったときに、一般的なやり方と同じように家を売却することです。
競売は、通常の売却価格の4割から5割でしか売れませんが、任意売却であれば売却価格もそれほど下がりません。
さらに交渉次第で、売却益を引越し費用に回せたり、残った債務を分割払いにできたりというメリットがあります。
そのため、競売にかけられてしまう前に任意売却を目指すのがおすすめです。
しかし、すでに滞納している場合は、債権者の合意を得なければならず、合意を得られない恐れもあることにご注意ください。
まとめ
住宅ローンが返済不可となった場合、まずできる対処法は金融機関に相談することです。
滞納を続けると、最終的には競売にかけられてしまうので注意が必要です。
同じく家を失うことにはなりますが、任意売却であれば交渉次第で売却益から引っ越し費用を出せるなどのメリットがあります。
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